コロナとインフル、どっちが怖いの?

2020.07.24

新型コロナとインフルエンザと、どっちが怖いの?って疑問に感じる人も多いと思いますが、どっちが怖いかと聞かれたら明らかにインフルエンザの方が怖いです。

毎日の報道で新型コロナの陽性者が何人ですと発表されますね。福山でも連日で陽性者が出ていると聞くと、すごく多いように思うかも知れません。それに広島市では学校でも陽性者が出て休校となっていますしね。でも毎年、冬にはインフルエンザにかかる子供たちは、もっともっと多いです。コロナのように福山市内で何人のレベルではなく、インフルエンザの流行期には当院だけでも1日に多い日では50人を超える日もあります。それにインフルエンザは何日も高熱が続くし脳炎や脳症、肺炎のリスクも高いです。子供達で脳炎、脳症になると不幸にして亡くなる場合もあります。ワクチンもあるし治療薬もあるのに重症化する危険があり、毎年、福山市内でもインフルエンザで亡くなっている子供達もいます。一方、新型コロナでは感染している子供達の報告がありますが、無症状のケースも多いですし、熱が出ても1日か2日くらいで下がっています。ましてや亡くなっている子は報告がありません。ただ高齢者や病気のある人が感染すると重症になる危険があります。無症状や軽症でも、そう言った人にうつすのは良くないので、感染しないに越したことはありません。今後も密を避けて手洗い、うがいを励行して、2歳以上の子供達はマスクをして感染予防を続けましょう。それと同時に冬のインフルエンザの流行に備えて10月以降ではインフルエンザのワクチンも接種を検討しましょう。