10月になるとインフルエンザワクチンが開始となりますが、その他、変更になる点が２つありますのでお知らせします。

まずロタワクチンが定期接種になり公費負担となるので、窓口での負担が不要となります。これは令和２年８月１日生まれ以降の子供たちが対象となります。ロタワクチンは経口接種、つまり飲むワクチンです。ロタウイルスは嘔吐下痢の原因となるウイルスです。感染すると何回も嘔吐して水様便が出て、ひどくなると脱水症をきたし点滴をして治療する場合もあります。重症な場合は入院して治療となります。ロタウイルスは嘔吐下痢だけではなく、脳炎や脳症を起こして痙攣（けいれん）を起こすこともありますので、きちんと予防してあげて下さい。ロタワクチンは４週間隔で3回接種と2回接種の２種類があります。

もう一つの変更点は、今までワクチンをしたら次のワクチンまで日数を開ける必要がありましたが、それがなくなります。例えば、前日にワクチンをしていたとしても、翌日もワクチンが接種可能となります。ただ例外もありますから、あらかじめ計画をたてておくようにしましょう。

今後もワクチンで予防できる病気は、しっかり予防しましょう。