加湿は何パーセント?

2020.11.17

朝晩が冷える日が多くなってきました。でも昼間は気温がまだ高めの日もあって、寒暖差が大きくなってきています。冷えると鼻水が増えてくる子も多くなり、咳が夜や朝方に出てくる子も多くなってきました。

これから冬場を迎えると、部屋の中を加湿するように勧められます。診察の時も加湿するように話をしています。乾燥しているとウイルスが増えやすいという理由もあります。それに乾燥していると鼻が詰まって息がしにくくなります。咳が多い時には痰がねばくなって出しにくくなるのも乾燥の弊害です。

じゃあ、加湿をする時に、湿度を何パーセントに設定したら良いのでしょう?低すぎると加湿の効果が出ませんし、高すぎるとカビが繁殖するなどの害があります。色々な研究から勧められているのは湿度40〜60%です。ただ数値に、こだわり過ぎなくても大丈夫です。おおよその目安としては一晩寝て朝に起きた時に喉がカラカラに乾いてないようだと良いです。子供たちの口の中が乾いているようであれば、水を1滴、歯茎の辺りに入れてあげても良いですし、唇に水を塗ってあげても良いです。

クリニックの個室も加湿器を置きたいのですが、窓を開けて換気をしているので効果が乏しいのと、子供たちが触ってしまうと危険なため置いていません。みなさん、家でしっかり加湿をかけて下さい。