血液型

2020.01.28

お正月が終わり、春になると新学期が始まりますが、新しく保育所、幼稚園、小学校に行くようになる子供達はワクワクしていると思います。この時期になると血液型を知っておくべきか?と相談を受けることが多くなります。基本的には血液型を知っておく必要はありませんし、名札の裏に血液型を書く箇所があれば空欄にしておいたら良いです。

血液型を知らなくてはならないのは輸血をする時だけです。幼稚園、保育所、学校で輸血をすることはないので、入園、入学前に知っておく必要はありません。万が一、大怪我をして輸血をしなくてはならない事態になっても、あらかじめ血液型を知っておく必要はありません。輸血が必要な場合はその時に血液型を調べますし、血液型を調べる余裕のない緊急事態にはO型Rh(−)の血液を輸血します。O型Rh(−)は、どの血液型の人にも問題なく輸血することが出来ます。ちなみに医療ドラマでオーマイナスを輸血と言っているのは、このO型Rh(−)です。

このように医学的には血液型を知っておく必要がないため、手術を前提としない血液型の検査には保険が適応されません。自費の検査となってしまいますので、献血ができる18歳になるまで待ってから献血に行くと、血液型を無料で調べてくれますよ。