みなさんは自転車の具合が悪くなったら自転車屋さんに修理をしてもらいに行きますね。クルマの調子が悪くなったらクルマ整備工場などに修理を頼みますよね。同じように子供たちの調子が悪くなった時には、小児科に連れて行きますよね。内科ではなく。
昔、赤ちゃんを内科に連れて行って、症状が治らないってことで病院を受診した人がいました。怖い女性の副医長先生がそのお母さんに言った言葉があります。(注意:坂本龍馬のしゃべる土佐弁です)「あんたはね、自転車が壊れたらクルマ整備工場に持って行くが?違うろう。自転車屋に持って行くろう。それと一緒じゃきー。赤ちゃんが病気になったら内科に行くんじゃのーて、小児科に行かんと。同じ輪っかが付いとっても自転車と車とは違うきね。赤ちゃんと大人は、小さいか大きかがじゃのーて、全く違うがよ。」
日本小児科学会では小児科に通うのは15歳までとなっていましたが、今は成人までは小児科で診察できますと変わっています。ただ小学校の高学年くらいになると小児科を敬遠しがちになることもありますから、その頃から内科に行く子もいるでしょう。でも小児科特有の病気もあるので、小児科専門医の診察をお勧めします。