長かった休校期間も終わり学校が再開になり、幼稚園、保育所にも今まで通りに通えるようになってきました。自粛が始まった3月に比べて、今は梅雨時期ですごく蒸し暑い日が多くなってきています。今回は、子供達のマスクの付け方について話をしてみます。
夏場はマスクをしていると熱中症の危険が高まります。口の周りの温度は周囲の気温よりも5から10℃も高くなります。息をしている時に熱を外に出して体温の調節をしていますが、高い温度の空気を吸い込むと、どんどんと体温が高くなってしまう上、熱を外に出せなくなってしまって熱中症になりやすくなります。またマスクをしていると口の中がずっと湿っているので喉の渇きを感じにくく、脱水になっていても自覚されにくくなり、脱水が進行してしまいやすいので危険です。日本小児科医会は2歳未満の子供にマスクの着用は危険であるため不要と提言しています。マスクをしていて唇の色が見えないと、血色が良いのか青白いのか血の気がないのか、様子が分かりませんし、2歳未満の子供にはマスクをしないようにしましょう。2歳以上の子供でも、他の人との距離が取れる場合にはマスク一時外しましょう。特に夏の暑い時の登下校時は熱中症の危険があるため距離を空けて歩いてマスクは外しておきましょう。スポーツ庁から提言がありましたが、体育の時間はマスクを外すようにしましょう。