PCR検査の考え方

2020.08.21

新型コロナの感染者が毎日報道されていますが、その時にPCR検査の事が話題になる事がありますね。今回はPCR検査の考え方について書きます。

PCR検査は誰でも受けたら良いものではなく、新型コロナが疑わしい場合や、新型コロナに感染した人との接触が疑われる場合に限った方が良いです。症状も接触もない人に検査して陰性であっても、検査した翌日に感染するリスクもある訳ですし、PCR検査は新型コロナの陰性証明にはなりません。むしろ誰でも検査をすると偽陽性が出てしまって、指定医療機関に負担をかけてしまいかねません。偽陽性が出たら、その人は何回か検査を繰り返す事になるので、本当に検査が必要な人の検査が後回しになってしまうなど弊害が多いと言われています。むやみにPCR検査は受ける必要はないと考えておいたら良いでしょう。

それから熱や倦怠感、咳などの風邪症状が長引いている場合や、味覚障害、嗅覚障害があって、新型コロナが疑わしくて検査をして欲しいと考える人もいると思います。みなさんもご自身がそのような状況になったと考えてみて下さい。検査を受けて陰性だったらすぐに仕事に行こうだとか、外出しても良いだろうと考えていませんか?それは大きな間違いです。PCR検査が陰性でも新型コロナに感染している人はいるので検査が陰性でも外出は控えるべきです。

ひょっとしたら自分は無症状の新型コロナに感染しているかも知れないと想定して、人にうつさないように心がけて行動しましょう。