第三波がやってきた!その②:子どもの新型コロナ

2020.12.11

福山市内でも感染者が増えてきて、それに伴い濃厚接触者となった子ども達で感染した報告が増えてきました。保育園、小学校、中学校で感染者が出て、園や校舎の消毒をして、休園、休校にしている措置が取られました。ただ全国的にも、子どもで感染した場合で重症化している場合は、ほとんどないようです。先日、大阪で10歳未満の子どもで重症になったとの報道がありましたが、その子は基礎疾患があったようなので、もともと大きな病気のない子どもは重症化する心配は今のところなさそうです。

他にも子どもの新型コロナ感染での特徴があります。それは子ども同士での感染が少ないことです。子どもが感染した場合は、ほとんどが周囲の大人からの感染です。保育所や学校で他の子どもから感染した報告は非常に少ないです。つまり周囲の大人が感染していないと子どもが感染する危険は非常に少ないと言えます。ただこれは10歳未満なので、小学校の高学年以上は、今後の状況をみる必要があります。

さらに分かってきた事として子どもから大人には感染しにくいことが挙げられます。つまり保育所や学校で感染した子がいても、保育士さんや先生には感染していないのです。子どもが感染して入院した場合も、付き添いで入院した母親には感染しなかったとの報告が多く、子どもから大人には感染しにくいと言われています。