コロナのワクチンの副反応

2021.02.28

今回は前回に引き続き、コロナのワクチン、特に副反応について書いてみます。

どのワクチンでも、100%安全に接種できるワクチンはありません。何らかの副反応を伴うことがあります。コロナのワクチンに関しては今のところ死に至るような重大な副反応は報告されていませんので、リスクとしては低いと考えておいたら良いかと思います。

我々が日常生活を送る上ではワクチンを受けること以外にも、何らかのリスクを抱えて生活しています。例えば外出して歩道を歩いていたら車に跳ねられたり、車に乗っていて交通事故に遭遇するリスクは誰でもありますが、今回のコロナのワクチンの重大な副反応は、そのような事故に遭遇するリスクより確率が低いと考えておいたら良いでしょう。

軽度の副反応としては接種部位の痛みが多いと言われています。今回のワクチンはインフルエンザなどの従来のワクチンと違って筋肉注射になるので、注射する時も痛いこともありますし、注射の後も痛みが数日くらい続くこともあるようです。他には発熱や倦怠感が挙げられます。特に2回目の接種の後に熱が出やすいようです。2回目の接種をした人のうち、15〜20%弱の人、つまり5人から6人に1人に38℃程度の発熱や倦怠感が出るとのことです。熱が出ても自然に引くようですが仕事は休む必要があるかも知れません。

その他に重大な副反応にアナフィラキシーがあります。これは次回のブログで説明しましょう。